朝陽高校生の帯広での夏休み

皆さん、こんにちは。

あっという間に10月になりました。10月1日は、中国の国慶節です。今年、中国建国70周年を迎え、北京市中心部の天安門広場周辺で盛大な軍事パレードを行いました。中国国内では、建国70周年を祝うさまざまなイベントも開催されています。ご興味がありましたら、ぜひ検索してみてくださいね。

今日は、国際友好都市の中国朝陽市高校生が帯広市に来たときの出来事を写真で紹介したいと思います。

まずは、帯広市民が中心の国際交流団体、帯広市国際親善交流市民の会の皆さんが、遠くから来られた外国の友人たちのために盛大に歓迎会を開催してくれました。当日、朝陽に行った帯広の高校生は、朝陽市が現地で作ってくれた「唐装」(チャイナドレスは、ワンピースですが、唐装は、上下に分かれたツーピースの伝統衣装です)を着ていました。

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唐装&浴衣

 

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出席された方からも「素敵です」などのコメントをもらいました。市民の会からは、中国の高校生に浴衣をプレゼントされました。皆さん、似合っていますか?

歓迎会以外にも、さまざまなアクティビティーを考え、外国から来てくれた高校生たちに日本や帯広のことを知ってもらうための工夫をしました。

たとえば、大谷高校の書道部に協力してもらい、ジャンボ書道を体験することができました。中国とアメリカの高校生はもちろん、日本人の高校生もやったことがないみたいでした。みんなで、楽しくジャンボ書道にチャレンジしました。1人一文字を書き、中国の高校生は「氷、周、未、友」という字を書きました。3人は自分の名前を書きましたが、1人だけ「友」を書きました。「たくさんの友人が集まっている」という意味です。

そして、明治北海道十勝オーバル、百年記念館、帯広美術館を見学しました。その他にも、箸作り、豆腐作り、茶道、平原まつり・盆踊りを体験しました。

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さらに、高校生フェスタに参加しました。これは、十勝管内の高校生、留学生と一緒に英語を使い、ゲームやグループワークなどをしながら交流するイベントです。

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朝陽市の高校生に一番印象深かったことを聞きました。全員が盆踊りと答えてくれました。スワード市、朝陽市から来た高校生と帯広市在住の外国人35名で「世界のともだち」というチームを結成し、盆踊りに参加しました。練習を含めておおよそ2時間踊っていましたが、朝陽市高校生の王さんが「このようなイベントに初めて参加し、楽しくて疲れを感じなかった」と言ってくれました。私は、歌と踊りは国境を越えるものだと考えていますが、そのとおりでした。

最後に、朝陽市の高校生たちの、帯広市とホストファミリーに対する印象を紹介します。高校生たちから「日本に来る前に、日本の街がきれいだと聞いたことがあります。帯広に来て、自分の目で確かめました。衛生環境がすごくよかったです」、「日本の自然が非常によい。札幌から帯広までの高速バスに乗ったとき、窓から外を見て緑がいっぱいでした」、「24時間営業のコンビニがたくさんあり、買い物がとても便利です」、「夜の帯広は、にぎやかな都市と違い、静かで落ち着いた感じがします」、「帯広市民のホストファミリーの皆さんは、とても親切でやさしく接してくださって、本当に感動しました」、「日本人はとても丁寧で、行儀正しいと思います」などなどのコメントをもらいました。

朝陽市の高校生たちの夏休みは1週間しかないので、高校生派遣事業に参加するために、夏休み全部を帯広で過ごしました。毎日、行事に参加して、多少疲れたと思いますが、帰りの日に、帰りたくないと言ってくれました。これは、帯広を好きになってくれたということではないかと思います。この相互派遣事業で結んだ縁を大切にし、いつかどこかでまた会えたらいいなと思います。